リモートワークに対応した労働法改正の動き(ロシア)

 コロナウィルスの拡大が世界的規模で見受けられる状況でロシアの労働環境に変化をもたらすようなロシア労働法(Трудовой кодекс РФ)の改正が検討されていることがロシアのニュース(https://www.klerk.ru/buh/news/497157/)において明らかになりました。
 今回は、このニュースを紹介したいと思います。

ロシア法の規定

 現状として、ロシアでは一時的にリモートワークを行うことについて条文上の規定がなく、リモートワークを行う場合には、完全に全労働時間をリモートワークにする条文が存在するのみです(ロシア労働法312.1条参照)。

リモートワークに向けた新たな法改正の動き

 そんな中、ロシアのニュースによると、2020年3月末までに「一時的なリモートワーク(«Временная удаленная работа»)」という標題で新しい条文の設定に関して、三者間(使用者・労働者・政府)により構成される、ロシア連邦の社会・労働管理委員会で協議がなされる予定です。
 この一時的なリモートワークにより、
(1)オフィスで働くこと
(2)リモートワークで働くこと
の両方の仕事形態を混在させた仕事環境で働くことが雇用契約に規定すれば、可能ということになります。リモートワークで働く場所については労働者が自由に選ぶことが可能ということが検討される予定であり、さらに、仕事をしっかりとこなしている限り、リモートワークをしているということのみをもって給料を減額することも禁止する方向性での検討が予定されているようです。

参考

В ТК пропишут новый вид занятости: неполная дистанционная работа
Поправки в Трудовой кодекс позволят легализовать удаленный труд, на который работодатели сейчас переводят многих сотрудников, в том числе, из-за угрозы распрост...

!http://www.consultant.ru/document/cons_doc_LAW_34683/adca37e8038a44ab5499c589bf6205dce6af12d6/