ロシアの判例ロシアにおける契約締結上の過失(交渉の不当打切り) 日本では、契約を締結しなくとも、契約締結上の過失というものが認められています。つまり、「取引を開始し契約準備段階に入ったものは、一般市民間における関係とは異なり、信義則の支配する緊密な関係に立つのであるから、のちに契約が締結されたか否かを...2020.02.16ロシアの判例ロシアの民法
ロシアの民法ロシアにおける債務不履行・瑕疵担保責任(商品の返品) 自分が買った商品に不備があったとき、その商品を返品したいと思うことはよくありますよね。もちろん、ロシアでも瑕疵ある商品は返品の対象となる規定が存在します。もっとも、日本でもそうですが、果たして本当に「瑕疵」があったのかという点は、裁判でよ...2020.02.14ロシアの民法
ロシアの情報法ロシアにおけるビッグデータ利用(顔認証) 2018年の半ば頃から、ロシアでは顔面生体認証データ(Биометрические данные лица)の収集が開始され、主に、銀行や電話会社がこれらの情報を収集していました。もっとも、2020年1月時点での収集データ数が十分なものと...2020.02.13ロシアの情報法
ロシアの労働法リモートワークの進まないロシア 〜オフィスで働くか、仕事を辞めるか〜 最近、多くの仕事形態が社会の中で見受けられ、家からのテレワークも昔と比べて少しずつ普及していきている印象を受けます。もっとも、このテレワークを巡りロシアでは2019年4月4日に興味深い裁判例が出たので、今回はこの事案を紹介したいと思います...2020.02.12ロシアの労働法
ロシアの労働法ロシアでは、採用拒否の際に理由を通知しなければならない 就職活動において、不採用だったときに、どうして拒否されたのか、その理由を知りたいと思うことはありますよね。もっとも、実際にその理由を採用拒否をした会社に聞くかは別の話かもしれませんが、ロシアで採用拒否の理由を知ろうとして裁判まで起こした人...2020.02.11ロシアの労働法
ロシアの労働法ロシアの育児休暇事情 日本では最近、男性が積極的に育休を採れるような環境整備が計画的に進められてはいますが、世界の男性の育休事情はどのようになっているのでしょうか。 育休取得率の低いロシア 西ヨーロッパでは、20%の男性が育休を取得しており、男性が...2020.02.09ロシアの労働法
ロシアの法律連邦レベルでの新たな騒音規制(ロシア) 現在の状況 現在、ロシアでは、各地区や地方自治体レベルでは騒音を立てることを規制する法律は存在していますが、連邦レベルで騒音を規制する法律は存在しません。 例えば、モスクワにおいては23時から翌朝7時まで騒音を立てることは禁止され...2020.02.07ロシアの法律
ロシアの労働法1日有給申請でまさかの「解雇」(2019年7月1日ロシア連邦最高裁判決) ロシアの労働法(Трудовой Кодекс Российской Федерации)では、192条5項において、処分の可否、訓告・解雇の処分選択は、問題行為の軽重に相応でなければならず、その判断にあたっては、問題行為の深刻さ、対象従...2020.02.05ロシアの労働法ロシアの法律