コロナウィルスの拡大が止まらない中、ロシアでコロナウィルスの対応に関して新たな展開が見受けられました。そこで、今回は、ロシアのサイト(https://echo.msk.ru/)で示されたこの新たな展開に関する記事を紹介したいと思います。
2020年4月16日の夜、モスクワ副市長であるアナスタシア・ラコワ氏(Анастасия Ракова)は、«все случаи ОРВИ будут расцениваться как подозрение на коронавирус»と発表しました。
つまり、モスクワにおいては、ウィルス性の呼吸器感染症(“ОРВИ”Острая респираторная вирусная инфекция)を発症した者は全てコロナウィルスの感染の疑いがある者として対応されることが明らかとなりました。
具体的にどのような対応がこれらの者に対してなされるかですが、«они должны находиться в режиме изоляции 14 дней. Такое же постановление будет выдаваться и всем проживающим с ним лицам.»とラコワ氏により発表されました。
つまり、コロナウィルスの感染の疑いがある者は、14日間、自宅で隔離状態となることに加え、感染疑いのある者と同居している者も同様の期間に、自宅隔離がなされる方針が明らかとなりました。
そのうえで、モスクワのコロナウィルス対策運営本部(Коронавирус .Оперштаб Москвы. Оперативный штаб Москвы по контролю и мониторингу ситуации с коронавирусом)によると、自宅隔離中の者の診察は、電話対応で行う予定とのことです。