ロシアのサイト(https://www.mos.ru/)によると、2020年4月15日から、モスクワおよびモスクワ地方で交通機関による移動には、特別なデジタルパスが必要となります。今回は、このデジタルパスについて、このサイトで紹介されているQ&Aのうち、いくつかを紹介したいと思います。
Q.いつからデジタルパスが必要となるのか?
A.4月13日から発行の登録が可能で、実際には4月15日からの利用が必須となります。
Q.どのような場合にデジタルパスを使う必要があるのか?
A.自動車、タクシーや公共機関を用いて移動をする際に、必要となります。
Q..どのような場合にデジタルパスが不要となるのでしょうか?
A.徒歩での移動の場合にはデジタルパスは不要です。例としては、犬の散歩、ごみ捨て、家の近くのスーパーへ買い物に行く、家の近くの薬局へ行くことが挙げられています。
Q.どのような種類のデジタルパスがあるのでしょうか?
A.デジタルパスには2種類あります。1つ目が、モスクワ市長により休業要請がされていない仕事についている者が通勤時に使うパスで、2つ目が1回限りのパスになります。
Q.パスはどの程度の期間でどれくらい取得できるのか?
A.仕事用のパスは4月30日までの期間分、発行がされます。そのうえで、1回限りのパスについては、医療機関へ向かう目的でのパス発行は制限なく発行が可能です。もっとも、1回限りのパスのうち、医療機関へ向かう目的以外でのパスの発行は週に2回という制限が設けられています。
Q.子供もデジタルパスの発行が必要なのか?
A.14歳までの子供であれば、発行は不要となりますが、14歳以上の子供はデジタルパスの発行が必要となります。
Q.デジタルパスなく交通機関を用いる外出をしてしまった場合はどうなるのか?
A.警告や罰金の対象となります。罰金は、1,000ルーブルから30,000ルーブル(約1,500円から4万5000円)の範囲となります。繰り返し違反行為を行った場合には、罰金15,000から50,000ルーブル(約2万2500円から7万5000円)の対象となる可能性があります。
Q.デジタルパスを発行するのに費用はかかりますか?
A.発行するのに、費用はかかりません。